オリックス生命は不妊治療で給付金は出る?結論と注意点
私自身、不妊治療を進める中で「どこまで給付金が出るのか?」「実際、自己負担はいくらになるのか」がずっと気になっていました。治療をステップアップしていく中でわかったのは、保険適用の範囲は広がったものの、不妊治療そのものには基本的に給付金は出ないということです。
ただ、私が加入していたオリックス生命の医療保険では、医療上の“手術扱い”になる項目に対して給付金が支給されます。そのため、治療の段階が進む中で、私も何度か給付金を受け取ることができました。
具体的には、私の場合は 人工授精(AIH)が手術扱いとなり、毎回給付金を受け取れました。
また 体外受精(IVF)では、採卵と移植が給付金の対象 となり、さらに 先進医療のオプションも受け取れた 経験があります。
最終的に実感したのは、「どの治療が手術として扱われるか」によって給付金の有無が大きく変わる ということでした。とくに私が加入していた 新キュアレディ は、不妊治療との相性が良く、手術給付金が出やすかった点が大きな助けになりました。
不妊治療で給付金が出る可能性のある項目
人工授精(AIH)
私の実体験では、人工授精5回分の給付金を受け取ることができました。
人工授精は、精子を子宮内に注入する手技が「医療上の手術扱い」と認められるため、給付金の対象になります。
人工授精は1回あたりの費用が比較的少額ですが、“手技として扱われる”ことがポイント で、回数が増えるほど給付金のメリットを実感しやすい治療です。
体外受精(IVF)
体外受精では、採卵や移植に付随する手技がケースによって給付対象 となる可能性があります。
すべての工程が手術扱いになるわけではありませんが、該当する手技があれば給付金を受け取ることができます。
私自身も、採卵や移植のタイミングで給付金を受け取れた経験があります。詳しい内容は後ほど具体例としてまとめます。
流産手術
流産手術は、多くの医療保険で給付金の対象 となります。
私の場合も、流産手術を受けた際に手術給付金が支給され、精神的にしんどい時期の経済的負担が少し軽くなりました。
流産手術は不妊治療の過程で経験する方も一定数いるため、給付金の対象になるかどうかは大切な確認ポイントだと感じています。
実例① 人工授精でオリックス生命から給付金を受け取った流れ
給付対象になった理由
私が受けた人工授精(AIH)は、“医療上の手術扱い” と認められました。そのため、オリックス生命では手術給付金の対象となり、毎回給付を受けることができました。
実際に受け取った回数・金額
- 給付を受けた回数:5回
- 人工授精の窓口負担:1回あたり約5千〜6千円
- 受け取った総額:12.5万円(各回ごとに給付)
私が通っていたクリニックでは、人工授精1回分の自己負担は5千円前後でしたが、給付金は毎回しっかり受け取れたため、実質負担は大幅に軽減されました。
費用の小さな治療でも、複数回になると給付金の恩恵を強く感じられました。
通院形式でも適用されたポイント
人工授精はすべて日帰りの通院で実施していました。
入院を伴わない治療でも、行われた手技が手術扱いであれば給付対象になる ことを実体験として確認できました。
提出した書類
給付金申請の際に提出したのは次の1点だけでした。
- 診療明細書(病院で発行されたもの)
手技名がきちんと明記されていれば、特別な書類を追加で求められることはありませんでした。
👉 詳しくはこちら:人工授精5回分の給付金を受け取った体験談
実例② 体外受精で受け取った給付金(採卵術・移植術1回分)
IVFで給付対象となった工程
私の場合、体外受精(IVF)の中でも
採卵術 と 胚移植術 の部分が医療上の手術として認められ、給付金の対象になりました。
さらに、治療の際に行われた
- タイムラプス培養
- シート法(アシステッドハッチングなど)
これらが 先進医療特約の対象 となり、追加で給付を受けることができました。
体外受精(胚移植)1回の実際の費用
- 実費:1回あたり約30万円
保険適用になった現在も、年齢や治療内容によっては自己負担額が高額になるケースがあります。私の場合も、1回の移植に約30万円ほどかかりました。
実際に受け取った給付金額
- 保険給付金:約21万円
- 高額療養費制度の還付:約12万円
体外受精1回の実費は約30万円でしたが、
給付金+高額療養費の還付を合わせると、実質的に自己負担はほぼゼロになりました。
不妊治療は「払うばかり」というイメージが強かったのですが、
手術扱いになる工程と先進医療特約が重なると、ここまで負担が軽減されるのかと正直驚きました。
保険申請の手順(私が実際に行った流れ)
- 病院で診療明細書・領収書を取得
→ 採卵・移植の手技名が記載されていることがポイントでした。 - オリックス生命へ書類提出
→ 手術給付金はWEB申請もできますが、
→ 私の場合、先進医療特約の申請は診断書(有料)が必要となり、紙の書類で提出しました。 - 給付金の振込を待つ
治療の流れが複雑に見えますが、書類が揃っていれば申請自体は難しくありませんでした。
実例③ 流産手術で受け取った給付金
手術費用の総額
私の場合、流産手術は日帰りで行い、
総額は約2万円でした。
身体的にも精神的にもつらい時期だったので、費用面の不安が少しでも軽減されたのは大きかったです。
保険で戻った金額
オリックス生命の医療保険から
2.5万円の給付金を受け取りました。
実費よりも多く給付されたことで、治療費の負担を実質ゼロに抑えることができ、心の余裕につながりました。
手術扱いになったポイント
流産手術は多くの医療保険で「手術扱い」になります。
私の場合も、日帰り手術でも給付金の対象として認められました。
不妊治療中の予期せぬトラブルでも、こうした手術給付金があると本当に助かります。
申請は難しくない理由
申請方法も複雑ではありません。
- 病院で 診療明細書・領収書 を受け取る
- 必要書類を揃えて保険会社へ提出(WEB申請可)
- わからない点は電話で問い合わせ(対応がスムーズでした)
この流れで問題なく申請が通り、スムーズに給付を受けられました。
オリックス生命の「新キュアレディ」は不妊治療と相性がいい理由
私が不妊治療を始める前に加入していた新キュアレディは、人工授精や体外受精、流産手術など、手術扱いとなる治療に対して給付金を受け取りやすく、実際に複数回の給付を経験できました。手術給付金が手厚いため、治療費の負担を大きく軽減できたのが大きな助けになりました。
また、一般的には不妊治療中の加入は注意が必要ですが、オリックス生命の「キュア・ネクスト」「キュア・レディ・ネクスト」(=新キュアレディの前身)では、不妊治療で通院中でも申込みは可能です。ただし、告知内容によっては特定の部位や手術が一定期間給付対象外となる場合があります。最終的な給付可否は、加入後、オリックス生命が告知内容をもとに総合的に判断します。
私の体験を踏まえると、不妊治療を始める前に加入しておくと安心感が強く、給付金を活用しやすいことが実感できました。
申請の流れと必要書類をわかりやすく解説
私が実際にオリックス生命で給付金を申請した経験をもとに、流れと必要書類をまとめました。
必要な書類
- 診療明細書:治療で行った手技が明記されているもの
- 領収書:病院で支払った費用の証明
- 保険会社所定の申請書:WEB申請ならマイページから提出可能
病院でもらうもの
- 手技の内容が詳しく書かれた診療明細書
- 先進医療特約などを利用する場合は、医師の診断書(有料になる場合があります)
申請にかかる日数
- 書類を提出してから 2〜3週間 で給付金が支給されることが多いです。
電話問い合わせのコツ
私も通院形式や治療のステップを詳細に伝えることで、迷うことなく給付金が下りた経験があります。
手技の内容や通院形式など、具体的に説明するとスムーズに対応してもらえます。
どれくらい戻る?我が家の不妊治療と給付金のトータル収支
私たちが実際に体験した不妊治療とオリックス生命の給付金の関係をまとめると、以下のようになりました。
| 治療内容 | 治療費 | 給付金 | 実質自己負担 |
|---|---|---|---|
| 人工授精(5回) | 約3万円 | 約12.5万円 | 自己負担はほぼなし |
| 体外受精(1回分) | 約30万円 | 約21万円 | 自己負担はほぼなし |
| 流産手術 | 約2万円 | 約2.5万円 | 自己負担はほぼなし |
総額で見ると、オリックス生命の給付金のおかげで、実質的な自己負担はほとんどなく、大きく経済的な助けになりました。
実際に自分たちの体験として数字を出すことで、給付金のメリットが具体的にイメージしやすくなります。
治療費がかさむ前に…加入中の保険をサッと確認できる方法
不妊治療を進めていると、
「この治療は給付金の対象かな?」と不安になる場面が多いですよね。
私自身も人工授精や採卵で給付金を受け取れた一方で、
加入中の保険の内容をきちんと把握しておけば
もっと安心できたかもしれないと感じています。
最近では、パシャって保険診断のように
保険証券をスマホで撮るだけで補償内容を確認できるサービスもあります。
いま加入している保険で
「どこまでカバーできるのか」を把握したい方に便利な仕組みです。
不妊治療はどうしても出費が増える時期なので、
事前に保険の内容をチェックしておくと安心につながります。

まとめ|オリックス生命は不妊治療の“手術部分”で大きな力になる
不妊治療そのものは給付対象外ですが、人工授精や採卵など「手術扱いになる部分」を中心に、給付金で費用を補助できるケースが多いです。
私自身も給付金に助けられた経験があり、治療の不安を少し軽くしてくれる存在だと感じています。
不妊治療は先が見えず心配が増えやすいからこそ、いま加入している保険の内容を正しく理解しておくことが大きな安心につながります。


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