1歳1ヶ月のわが子が、予防接種の翌日に突然発熱と発疹。診断は「手足口病」でした。仕事復帰直後の忙しい日々の中、保育園の登園可否や発疹の経過について不安だらけ…。
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今回は実体験を元に、「手足口病 保育園 いつから登園できるの?」「発疹はいつまで続く?」という点にフォーカスしてお伝えします。
手足口病の症状と発症のきっかけ
我が子は1歳1ヶ月で予防接種(MR、水痘、5種混合、肺炎球菌、おたふく)を受けた翌日、朝の体温は37.2度。少し微熱はあったものの、足にポツポツと発疹が出ていたため、念のため保育園に伝えて登園しました。
ところが10時過ぎ、保育園から「38.5度に上がったのでお迎えお願いします」と電話。予防接種の副反応なのか、別の感染症なのか…。病院に相談したところ、「発疹があるなら診察した方が安心」とのこと。お昼寝後、小児科で診てもらうと、先生から「これは手足口病ですね」と言われました。
指示を受けました。ただ、わが子は思ったより食欲が残っていたため、アデノウイルスのときと同様にゼリーを活用。冷たすぎず ぷるんと飲み込みやすいゼリーは、口の痛みがあっても摂取しやすく、水分補給にも役立ちました。
手足口病は出席停止ではない?登園できる条件
手足口病は感染症ですが、実は「出席停止」には分類されていません。私も診断を受けて驚きましたが、保育園の先生からも「解熱して元気なら登園OK」と言われました。
登園の目安は以下の通りです。
- 熱が下がっている
- 口内炎の痛みが落ち着き、普段通り食事がとれる
- 元気がある(全身状態が安定)
つまり、発疹があってもこれらの条件を満たしていれば登園して良い、という考え方です。手足口病はウイルス感染であるため、症状が治まってもウイルスの排出はしばらく続きます。完全に感染を防ぐのが難しい以上、体調を見て登園の判断をする方針なのです。
手足口病の発疹はいつまで?うちの子の場合
発疹は足が最もひどく、翌日には手や腕にも広がっていきました。小児科の先生からは「手足口病の発疹には(いつも使っている)ステロイドは使わないで」と言われ、保湿剤(プロペトやヒルドイド)のみ使用。
手足の発疹は数日で枯れてくると言われていましたが、うちの子(肌弱星人)は1週間経っても赤みが残り、少し拗らせて中毒疹になってしまいました。
お子さんによって治り方に差があり、肌が弱いタイプだと少し長引く傾向もあるようです。完治までの日数に個人差があることを覚えておきましょう。
ステロイドはNG?発疹への対応は慎重に
手足口病の発疹は、ウイルスに対する体の反応として現れるもので、基本的には自然治癒を待つのがベスト。医師からも、「安易にステロイドを使うと、逆に症状が悪化する恐れがある」と説明されました。
特に全身性のステロイドは、ウイルスの増殖を助けてしまうため要注意。かゆみや痛みが強い場合でも、まずは保湿や冷やすことで対応し、医師の判断を仰ぐようにしましょう。
一方で、口内炎がひどくて食べられない場合などには、局所的に使うステロイド含有の軟膏が処方されることもあるようです。
保育園に登園していいのはなぜ?感染力が高いのに…
「手足口病って感染力強いのに、登園OKって本当にいいの?」と疑問に思う方も多いと思います。実は、感染力の強さゆえに、症状がなくてもウイルスを排出する人が多いという背景があるのです。
そのため、登園停止にしても感染拡大を完全に防げないのが現実。以下のような理由で、登園が許容されています。
- ウイルスの排出期間が長く、完治しても数週間は排出が続く
- 不顕性感染(症状が出ない感染)も多く、気づかないうちに広がる
- 多くは軽症で自然治癒するため、子どもにとっても長期の欠席が負担
とはいえ、施設によっては独自の判断で登園を制限するケースもあります。保育園に必ず相談し、園の指示に従うことが大切です。
大人にも感染する?何度もかかるって本当?
今回は私(親)は感染しませんでしたが、手足口病は大人にも感染します。しかも、重症化することもあるそうです。知人はベビーカーの持ち手すら握れないほど痛がっていました。
さらに、手足口病はウイルスの種類が複数あるため、**一度かかっても他の型で再感染する可能性があります。一度経験したからと油断せず、再発にも注意が必要です。
発熱や予防接種の影響は見極めが難しい
今回は予防接種の翌日に発熱と発疹が出たため、「副反応かな?」と疑いました。実際、予防接種の副反応で翌日に発熱することもあるそうです。
ただし、発疹まで出てきたとなると話は別。予防接種後に体調が変化したら、「副反応かも」と思いつつも、迷わず医師に相談することをおすすめします。
まとめ:手足口病の登園と発疹の経過は個人差あり
今回の経験から学んだことは、以下の通りです。
- 手足口病は出席停止ではないが、体調を見て判断を
- 発疹は1週間以上続くこともある
- ステロイドは使用を避け、自然治癒を基本とする
- 保育園には必ず報告し、施設ごとの対応を確認する
- 大人や家族への感染にも注意が必要
症状が軽くても油断せず、子どもの様子をしっかり見守ることが大切だと実感しました。体調が戻れば登園できるとはいえ、焦らず、無理せず、安全に過ごせるようサポートしていきたいですね。
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